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誰庭セッション第四回

  • 主催
  • 8月23日
  • 読了時間: 10分

人喰い竜による襲撃──

それは、もはや世界のあちこちで繰り返される現実となった。

焼かれた村。喰われた者たち。残された叫び。

そして今、またひとつの集落が静かに息を引き取ろうとしていた。

すでに地は裂かれ、建物は崩れ、抵抗の意思を持つ者たちはその多くが潰えた。

残るは、無力な者たちと──異様な沈黙をまとい降り立った、一体の竜。

その竜は、他の人喰い竜とは一線を画していた。


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鹿のように枝分かれした黒い角。体のあちこちに、神聖さすら感じさせる金の装飾のような鱗をまとっていた。

だが、その美しさは虚飾に過ぎない。顔は布のようなもので覆われている。

その目は見えないはずなのに、確かにすべてを見透かしているようだった。

胸の前で静かに組まれた両手──


それは血にまみれ、祈りを捧げる者の姿勢でありながら、どこか不吉な静謐を醸し出していた。

エネイェル「あぁ、また神のみもとへと送らなければ・・・」


空気が震える。空が、裂けた。

そして──貴方たちは現れた。


それは、突然の出来事だった。

いつも通りの日常を過ごしていたその時、視界が揺れ、足元の感覚が一瞬で消える。

気がつけば、見知らぬ大地。焼け焦げた空気。倒壊した家々。

地に伏す民の呻き。そして、その中心にいる、祈る竜。


ルーク、ソンネ、佚槻、佞、カプリヨ、伊達、ヘクター──

突如この地へと転移させられた者たちは、否応なくその現実を突きつけられる。

空には無数の竜の影。しかし動くのは一体のみ。他の竜はまるで「儀式」を見守るように、静かにその様子を眺めている。

エネイェルは、あなたたちに顔を向け──否、目が見えぬはずのその竜が、確かに貴方を見据えた。

エネイェル「あなた達もすぐに神のみもとへ送って差し上げますね」

その声は祈りか、呪いか。だが、今は問う暇もない。

貴方たちは、生き残るために戦わなければならない。


天津佚槻「……ああ、これは話が通じなそうですね。野蛮で嫌になる」竜化

ルーク・ライモンド「全くだ。神がいるならそっちから来たらどうだ?」挑発

相手の使う技はまだ掴めない。だが、無難に考えるとするのなら…

角を折れば属性の恩恵は受けられなくなるのではないかとルークは思い至った。

ルーク・ライモンド「ふむ…狙うなら、的はデカい方がよさそうだな(角を刀の柄で指す)」

カプリヨ「......あの角欲しい!!杖の素材!!ボクにちょっと分けて!!」

伊達「ぎゃ、キャーっ!?なにここ、どこここ…!?(尻餅をついたため服の埃をはらいながら)」

伊達「と、とりあえずあの高いとこにいるでかいいけすかない奴を殴れば良いのね、いいのね…!?(ぐるぐる目)」

海属性魔術で角狙って攻撃します!

伊達「全然当たんない…、こんにゃ…ううん、なんでもない、です…!」

エネイェル「抗うことはありません…さぁ」

ソンネ・メーベル「な、なんてでかいんでしょう…!!神のもとへなんて…絶対に行きません!」

エネイェル「何故です?これは幸福なことなのですよ」

ソンネ・メーベル「ボクはボクを見てくれなかった神よりもルークさんのもとにいたいので…!!」

ルーク・ライモンド「…!!」ジーンと感動している

ルーク・ライモンド「だそうだ。貴様の神はお呼びじゃねえな」ドヤ

佞「ヤバW なあ自分ら聞いた?こんな図体デカいのに“神のみもとへ〜”やって!!!残念ながら神さまはこの世にいません!諦めや〜」指さし 爆笑

佞「…天津のオニーチャンはなんかデカなってもうたし、ン〜どうしよか。まあみんなに頑張ってもらおか」 頭の後ろで腕を組み 一歩下がって

天津佚槻「クルルル………」何か文句がありますか?

佞は周囲を見渡す。

どこに目を向けても必ず無惨な死体が視界に入るほど、惨状は広がっていた。

ただ、あなたは気付くだろう。

その死体はどれも、ひしゃげていた。

潰されてしかいないのだ。食べた痕跡がまるでない。

あなたはあの竜が祈るように組んでいる手が血に塗れていたのを見る。口元は汚れていない。

彼らは、人を喰らうために殺戮していないことに佞は気付く。

腕を狙えば、攻撃手段の一つを潰すことができるのではないか…?


佞「ふぅん。なんや趣味悪いなあ、キッショ〜」😂

佞「腕狙ったらええらしいよ〜ほなみんな頑張り〜」👋

ルーク・ライモンド「他人事だな…アンタも頑張るんだぞ」

天津佚槻「ガウ」そうだそうだ!

ルーク・ライモンド「っふん、こんなもんか」

佞「ゲ〜頑張らなあかんの?ハ〜〜〜」

佞「ボクただのお店屋さんやから、期待せんとってやあ…」

佞「も〜帰りたい 帰ろ。アタシは帰ります」

天津佚槻「ガルルル」佞さんに唸っている

佞「なに?好き?アリガト〜」🫶

天津佚槻「ルルル………」ソンネちゃんのフードの後ろ咥えて背中に放る

ルーク・ライモンド「なんだ、楽しそうだな」

天津佚槻「ガウ」まかせろ!

ソンネ・メーベル「わっわっ…!?佚槻サン・・・!?…おお~~…佚槻さんの背中…!!すごい!!でっかい!!やっちゃえ~!(ついはしゃぐ」

カプリヨ「いいなぁ!ボクものりたーい!いつきーソンネー!」

ソンネ・メーベル「ここからならうまく狙えるかな…!!腕がいいとおっしゃっていましたので…!!」

天津 佚槻「クル……」あとでね

佞「ボクもボクも〜」笑

天津佚槻 グルルルルル………

エネイェルが組んでいた祈り手。その手の甲の金の鱗がパキりと音を立て剥がれ落ちた。

エネイェル「これでは神のみもとへ送れなくなってしまう…」

エネイェル「これでは…これでは善行を積めなくなってしまう…」

佞「しつこ〜」

ルーク・ライモンド「別にいいだろ、その腕置いていけよ。趣味の悪いお遊びを出来なくさせてやる」

エネイェル「…これはお遊びなどではないのです。これではドラーク様に近付くことが…」

エネイェル「…あぁ、なんたる悲劇……」

ルーク・ライモンド「人喰い竜が一丁前に…」顔面に向かって一極壊

エネイェル「心外ですね。人を喰らうなど…おぞましい」

カプリヨ「...先っちょ...先っちょだけ欲しい...。これはボクの善行のため...」

カプリヨ「先っちょ...」

伊達「言ってる意味がわかんないけどなんか偉そう、嫌い…かも、です!」海属性魔術で角に攻撃

伊達「ぎゃーん!」100、致命的失敗

天津 佚槻「ガッ………!」ダメージを負う

天津 佚槻 チッ…

ソンネ・メーベル「佚槻さんっ!?大丈夫ですか!?す、すぐに回復させますからね…!」

エネイェル「抗えば抗うだけ、苦しむ時間が長くなるだけですよ」

カプリヨ「ボク知ってる!!そういうのブーメランって言うんだ!!!」

エネイェル「ブーメランとはどういったものなのです?」

カプリヨ「こう、投げるとくるくる〜って帰ってくるやつ!見たことない?あるかな?角で作れるよ!!ボクが作ったげる!!」

佞「普通に喋るやん」ヤバ〜の顔

天津 佚槻「ルルル」カプリヨさん咥えて後ろの方に引きずっていく…

カプリヨ「あ〜先っちょ〜」

伊達「ブーメラン知らないんだ、私のが賢い!」ふふん

佞「アホしかおらんやん」なんやコイツら の顔

天津 佚槻「がう!」

ルーク・ライモンド「バカ言え、ソンネは賢い」

伊達「あ゛?っごほ、ごほ、なんでもないもん…!!!」

佞🙄🤷

佞「…兄ちゃ〜ん!ああ、どこいくん。優しい優しい佞チャンがヨシヨシしてあげよか〜♡おいで〜♡」

佚槻は佞の回復魔術によってHPを6回復した

佞「ア!なに避けてんの!そんな大きなって、照れ屋さ〜ん(笑)なんやから😂」

天津 佚槻「ゥル………」嫌そう

カプリヨ「いちゅき、まっくろけと知り合い?良かったね!」

ソンネ・メーベル「佚槻さん回復してもらいましたし…ねっ!(背中をよしよし」

天津 佚槻「ルルル………」ハイ。

佞「ソ、仲良しさんやねん。な〜?いちゅき〜」😂

天津佚槻 チッ

ルーク・ライモンド「喧嘩を売るなら目の前のやつに売っとけ」

伊達「みんな知り合いなの…?そこのやばい人も…?」

佞「言われてんで」ソンネちゃんに

ソンネ・メーベル「え…えっ!!??ボク!!?」

伊達「違うんですけど!!!(佞さん指差し)」

天津 佚槻「ガル」言われてますよ!

佞「心外やわ〜」

佞「マ、ウチはも〜元気あらへんし、帰りたい。一か八か、丁か半か、伸るか反るか!置き土産とさせてもらおか!まァ帰られへんみたいやけど!」

エネイェル「随分と悠長にお話していたようで…」

エネイェル「どうぞ、もっとお好きなように喋っていただいても構いませんよ。えぇ、最期ですからね」

天津佚槻「クルルルルル……」最期になどなりませんが……

天津佚槻 チ…

ソンネ・メーベル「確かに悠長におしゃべりしてる暇ありませんもんね…!!」

ルーク・ライモンド「避けてんなよ。テメェの最後なんだから」角に一極壊

その時、エネイェルの頭部からパキりと乾いた音がした

エネイェル「…何をそんなに執拗に狙っているのでしょうか」

エネイェルはおもむろに、ツノへと手を伸ばし脆くなった一部を手折る。まるで小枝のように容易く…

エネイェル「これが欲しかったのです?いいでしょう。欲しいというのなら差し上げます」

エネイェル「これも善行なのでしょう?」

エネイェルは破片となったツノの一部を、ルークの目の前へと投げ落とした。

ルーク・ライモンド「…? 人に施すのが善行なら殺すの悪行じゃねえの」もらう

カプリヨ「ボクの...ボクの角...」

ルーク・ライモンド「な、泣くな…」あげる

カプリヨ「やったーーー!!ありがとーーーー」受け取る

ルーク・ライモンド「構わねえよ。クソったれに施されたモノなんぞいらんからな」カプリヨさんを子供だと思っている

カプリヨ「ボクは欲しいからいいのー。...じゃあ。もういいよ」

伊達「嫌いだしどうせなら何かしら換金してお金にしてやる…のよ…!!!」

伊達「もう!!!(顔真っ赤)」

エネイェル「そろそろですかね…」

佞「ィ゛ッ…だァい!!!!!!!ハァ!?!!?!」

佞「ダボカス死ねやァ!!!!!!!殺す!!!!!!!!!」

天津佚槻 (口悪……)

伊達「そろそろって何!?お前の図体でかくて怖いんですけど!??」

佞「何がそろそろやねんダボ、チンタラしとんちゃうぞシね!!!!キッショイねんナヨナヨしよってボケが!!!!!!チッ、ァ゛ーーーーー!!!!!!痛ァ゛い!!!!!!」🤬🤬🤬

伊達「うわこいつ口悪!!!!」

エネイェル「楽しそうですね」

ルーク・ライモンド「触ったら音がなるおもちゃでこういうやついるよな」じーっと見てる

佞「プッチ〜ン」イライラ

佞 攻撃失敗

佞「……帰るゥ゛゛゛;;;;もぉイヤやぁ;;;;」地団駄を踏む 踏んだから傷が痛い😭😭😭/

ヘクター「ここにいてください。あなたも大事な戦力なので………」

ヘクター「鞣したら、良い装備にできそうだ」/

エネイェル「...」上を見上げる

エネイェル「惜しいですが、時間切れです…」

その時、上空から竜の咆哮が響き渡る。

それを皮切りに、様子を見ていただけの周りの竜達が次々に飛び立ち、上空へと向かっていった。

エネイェル「また、お会いできるといいですね」

エネウィルが翼を広げた。

大きな竜翼が伸びる。それに合わせ、バチバチと何かが弾けるような音が大きくなる。

__嫌な予感がする


伊達「なにあれ…?(指差し)」

ヘクター「伏せて!」

__第一波。

佚槻はカプリヨ、伊建、ソンネを庇う。

翼を広げた衝撃波からなる雷撃は、佚槻とヘクターを戦闘不能にした。


ルーク・ライモンド「い゛……ッ!!!!」

天津佚槻「、ギャン!」

ヘクター「ぐっ、ア゛………!」

佞「…あっかん、コレ、どないすんねん!」

伊達「わ、キャ…!なんで…、(佚槻さんをゆすりながら)」


エネイェルはこちらに目を向けてさえいない。飛び立とうと、首をもたげている。

攻撃はまだ終わっていない…


ソンネ・メーベル「いつ、佚槻さ…!!ルークさんっ…!!は、早く治療を!!死んでしまう…!!」

伊達「ち、治療!そう…!治療しなきゃ…!!」

ルーク・ライモンド「治療する余裕が、あれば良いけどな…!!」恨めしそうに見上げる

カプリヨ「...また来る!」

__第二波

ルーク・ライモンド「…ソンネ!!」庇おうとすぐも間に合わず回避

カプリヨ「執拗い...ドブが...」睨みあげ

ルーク・ライモンド「クッソ…!さっさと帰れよ…!」

エネイェルが飛び立ったその羽ばたきで雷撃波が放たれる。

佞は避けきれず戦闘不能になった。

佞「ハ…あほ、らし ……」

エネイェル「…角の調子が悪い…まぁ、あれだけ狙われれば当然でしょう」

エネイェル「命拾いしましたね」

エネイェルはそれだけ言うと、他の竜に続いて上空へと消えていった。

追撃は免れたようだ…


佚槻とヘクターは瀕死になったかと思われたが、何かの奇跡だろうか。

二人はかろうじて意識を取り戻した。


あなた達はなんとか生き延びることができたようだ…


戦闘終了

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