9月20日読了時間: 2分蒼の章蒼の章 第2話音葉曰く まだ日が昇りきらない刻に、東の方角から白い流星が降り、この森に落ちたのを見た…と。 音葉「確か、ここら辺だと思うんですけど…」 背の高い木々が生い茂る獣道を、慎重に進んでいく二人。 時々、葉の隙間を縫って射す木漏れ日が眩しい。...
9月20日読了時間: 1分蒼の章蒼の章 第1話朝焼け空に流れる一筋の光が、その少女…音葉の瞳に映りこんだ。 「__せ……起、てください… 先生…!」 はっと目を覚ませば、白み始めた空が目一杯広がっている。 __ここは…? 彼、ディランはそっと体を起こした。 そこには火が消えたばかりであろう、まだ温かさの残る焚火跡が...